のづ記

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【ゲームの話】頭の中で戦国無双5クリアしました。

今日は久々にそっち系の記事です。もうなにも言うでない。

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いや、戦国無双5良かったです。特にシナリオ面は仁王から良い影響を受けてるのがハッキリと感じられる箇所も。序盤からして殺伐とした側面も結構きっちり見せていたので、本気度が明らかに今までの比じゃありませんね。

特に良かったところ・好きなところ

1,秀吉と家康
 過去最高に為政者然とした顔を持つ秀吉でしたね。小牧長久手で早々に大局的な駆け引きに切り替える秀吉の冷徹な「切り捨て」は、3以降の運動会などと揶揄されるほど弛緩していた秀吉と家康の関係性への自己批評と取れるほどでした。平服も金の着物に赤い羽織という、信長のビロードマントを想起させつつもどこか品のない感じに纏められており、秀吉の俗っぽい成金趣味がよく出ていました。
 家康に関しては秀吉の訃報を聞き真っ先に冥福を祈るところが特に好きです。コラボもした大河ドラマ真田丸』オマージュでしょう。新登場の本多正信が普段黒い事ばかり担う役回りなのに、ここでは何も言わず黙祷するのも、信長の死を知った秀吉にすぐさま「御運が開けましたな」と告げて警戒された官兵衛との対比になっていて面白いですね。正信役にミキシンというのも、今までにない渋い三木眞一郎で、相変わらずなコーエーの超キャスティング力。


2,黒い義元
 4の徳川の章でも見られた黒い義元。今回は「師匠」なる人物(まず間違いなく太原雪斎)との対話や領内での訴えに対する判決の申し渡しなど、東海一の弓取りに相応しい貫禄がようやく出てきましたね。いずれも顔が見えず(「師匠」との対話に至っては本当に会話しているのかも怪しい)、4同様に気圧された相手が勝手に見た幻覚かもしれないとも思わせるぼやかしが良かったです。


3,幸村と又兵衛
 又兵衛が参戦したことで、グッとブロマンス色が強くなった大坂の陣での豊臣方。丁寧な物腰ながら闘志を具えた幸村と、一見粗暴者のようで戦術眼を併せ持つ又兵衛という対照的なコンビ良いですね。豊臣が負けそうなので来たという同じ言葉を真逆の意味で使うのも好きです。
 上にも書いた正信と官兵衛、輝宗射殺と伊達の味方撃ちの対比、5は似たシチュエーションや台詞で相違や共通点を表現したり、章の序盤と終盤で同じ台詞の意味が180度転換するなどの演出に力入ってますね。


4,愛姫
 黒脛巾組を指揮しつつ、キングメーカー的な顔も持つかなり強いアレンジがなされたキャラ付けでした。田村家再興という目的がありつつ、政宗への諫言も好意も伝える事に躊躇いを見せない態度も今までの無双に居そうでいなかった女性キャラで良いですね。愛姫の登場によって、政宗の大名然とした振る舞いもより板につきつつ、父の死を乗りこえ、人間的な成長を描く密度も上がりました。やっぱり伊藤静は最高。


5,まつ
 利家にも嫁が来た!!しかも坂本真綾!!もともと演技の幅が広い人ですから、利家が惚れていて慶次も認める器量良しという性格も見事に演じていました。主題歌も担当していて、五大老でありながら3無印では模擬専という冷遇っぷりだった利家がここにきて一気に華やかなことに。


他にも、ハートフルサイコパス一家感が出てきた毛利家、本能寺でもなよなよしなくなった光秀、今回も描かれなかったものの孫市の台詞から推測できる晩年の秀吉の暴走など語りたいことはまだまだ沢山あるのですがね、まだ発売してそこまで経っていないのでネタバレになってしまわぬよう…


ん?????



発売から、そこまで経っていない……??


発売……?????









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