のづ記

Twitterは@shin_notturiaです。本とかゲームとか怖い話とか。

ブログ改装&年末年始に触れたもの

皆さん、あけましておめでとうございます。のづです。
新年ということで、ブログのデザイン等を変更しました。少しでも見やすくなるといいのだけれど…
さて、新年一発目の記事は年末年始に触れたものを紹介するものです。はじめは愛姫関連の何かを使用とも思いましたが、元日に引いたおみくじによると願い事で動きすぎるとよくないとありましたので、これ以上騒がしくするとコーエーからマジのモンスターカスタマーと思われるという警告かと懸念し、避けた次第です。嘘です。今後も草の根活動は続けていきたいと思っております。単にネタが浮かびませんでした。


【本の話】
『口語訳 遠野物語
怪奇談の類に興味が湧いてきていたので、とりあえずは柳田国男をと思い。本当は原文で読めという話なのだろうけど…

口語訳 遠野物語 (河出文庫)

口語訳 遠野物語 (河出文庫)



キルケゴール『死にいたる病』
先月の記事に載せた『カント入門』と同じく仕事で使うので手を出した。2月くらいまでには読み終えていたいが暗い。信心深くない不届き者なので、有神論はどうにも敬遠してしまいがち。

死にいたる病 (ちくま学芸文庫)

死にいたる病 (ちくま学芸文庫)


キリスト教邪教です!現代語訳アンチクリスト』
ニーチェはホントにこんなこと言ってるんですか?全編通してキリスト教へのdisなので、そりゃあネットの喧嘩を見てるような意味合いで面白いけども、それ以上でも以下でもない、というか大真面目に扱うべきじゃない感じ。


石原俊『硫黄島 国策に翻弄された130年』
(仕事で使うという意味で)喫緊に必要な知識ではないのが、読みやすいので通勤時に読む一冊にしている。「弱者」の視点は往々にして語られない、後に回されがちなのでコンスタントにこういった本には手を出していたいところ。

硫黄島-国策に翻弄された130年 (中公新書)

硫黄島-国策に翻弄された130年 (中公新書)



大江健三郎『燃えあがる緑の木』
不勉強な俺は大江健三郎も読んだことがなかったのだ。あらすじだけ目を通して積ん読中。




【映画の話】
スターウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』
スターウォーズを冷静に語るのは難しい。自分はいわゆるプリクエル(エピソード1,2,3)世代で、帰省のたびにFXライトセーバーを振り回すくらいスターウォーズに親しんできた。


一番好きなキャラクターはキット・フィストー
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MCUのヒーローといい、戦闘中にユーモアを出せるプロフェッショナルが好きなのだと最近気づいた。
とは言えカノンに加えてスピンオフを見ている程度だが…。
さてそんな感じなので、いい感じの雰囲気とお決まりのエンドロールの入りに自然に涙が流れたし、JJ・エイブラムス監督へ「お疲れ様でした」と労いの言葉をかけたい気持ちになったが、時間が経つほどに「いやでもそもそもがおかしくねぇか!?」という否定的な気持ちが強くなってきた不思議な作品。完成度という尺度で見れば、かなりひどいものだ。でもいびつでも愛していたい気持ちもある。なんだろう…これは。宇多丸氏と高橋ヨシキ氏の放談で出てきた「忖度エンジン」というワードがすべてを物語っているのかも…



ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
害獣のように人と対立するドラゴンが当たり前にいる世界。
バーグ島の頭領の一人息子ヒックは、島の外れで傷ついた真っ黒なドラゴンと出会う。ヒックとドラゴンは臆病なヒックが、ドラゴンと出会ったことで成長していく物語だ。今回は完結作たる3作目。日本での公開規模は決して大きくない(というよりも海外での賞レース等の実績を踏まえれば贔屓目抜きに不遇である)が、その完成度の高さで根強いファンを獲得してきた。
キャラクターデザインや物語の明快さなどを思えば子供をメインターゲットとしたいのは明らか(実際海外では児童向け絵本やスピンオフアニメもあるらしい)なシリーズだが、それ故に真摯なメッセージや「痛み」を伴う成長が三十路を前にした自分にも強く響いた。

ヒックとドラゴン (吹替版)

ヒックとドラゴン (吹替版)

  • 発売日: 2018/02/01
  • メディア: Prime Video



振り返ってみると12月〜1月上旬は図らずも「抑えておきたい名作・話題作」が多い印象でした。
今年もとりとめもない記事だらけになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。