のづ記

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【ゲームの話】嘘の戦国無双5PV第3弾

3本目まで書くともう何がなんだか。
第1弾、2弾はこちらから。

notturia.hatenablog.com

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新しく名前を挙げた武将にはデザインの詳細を書きましたが、それ以前に弊ブログで紹介している無双武将に関しては、過去記事を漁ってください。
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第3弾PVは坂本真綾の新曲が使われており、ストーリー構成を音楽に合わせて映像で見せる構成。

真っ暗な画面に右下から火の粉が舞い散る。次第に火勢が強くなり、夜に行軍する明智軍の兵卒が持つ松明になる(明智軍であることは、水色→白のグラデーションに桔梗紋が入った旗が写っていることから分かる)。カメラが移り、軍団の先頭を行く光秀を正面から捉える。光秀は、何かを思案するように目を閉じていたが、「時は今…」と呟いて目を見開く。光秀の鎧の肩部分縁にある金細工がチラリと光り、そちらにカメラがズームイン。そのまま肩に写り込んだ織田信長(顔の造形は4のノブヤボ寄りから初代に寄せた印象)の様子に画面がシームレスに移り変わる。
信長は何かを予知していたように外を眺めて一人で笑う。
「…来る、か」
画面が白い光に包まれてタイトルロゴ。

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シリーズロゴ。

ここから「群雄割拠」「風雲児の時代」「黄金の天下人」「夢のまた夢」「天下一統」の今作を構成する5章のあらすじと関連ムービー。


【群雄割拠】
あらすじ『都での大乱をきっかけに日本全土で引き起こされた戦国乱世。いつ終わるとも知れぬ戦いの日々で、英傑たちが狼煙を上げる。』
場面は武田信玄山県昌景の会話シーン→上杉謙信(モノトーンの甲冑に頭巾。頭巾は背に流すくらいの丈がある布で毘沙門天の前立てが付いた鉢金で留めている)が敵が矢の雨を降らす中、悠々と酒を飲み始めるシーン→北条氏康(金髪のオールバック+鉢金は4までのものをほぼ踏襲)が今川義元と向かい合って座るシーン。



【風雲児の時代】
『騒乱が続く尾張に生を受けた織田信長。彼のもとに集う綺羅星が如き将星たち。彼らが織り成す戦いの先に待つものとは…』
位牌に焼香を投げつける信長(青年期。深めの紫の小袖。髭はなし)舞い散った焼香や灰が横薙ぎに払われると、場面は変わって雨の中、今川軍に逆落しを仕掛ける具足姿の信長(壮年期以降にも引き継がれる黒の当世具足短めな赤いマントを羽織る)に切り替わる。付き従う軍勢には柴田勝家(黒鉄の大鎧に紫の陣羽織)や青年期の秀吉(表示名義は「木下藤吉郎」。黄色の小袖を紫のたすきで留める。粗雑な胴丸とねじりハチマキ)がいる。
場面は変わって浅井長政(水色で統一された鎧姿。陣羽織は家紋の三盛り亀甲を薄っすらと入れており、幾何学模様のようにも見える)が苦悩した表情で机に小刀を突き立てる。机上には地図が描かれており「織田」と書かれた箇所に刃が突き刺さる。信長包囲網を決意するシーン。



【黄金の天下人】
『ただひたすらに乱世を駆け抜けた男、豊臣秀吉。ありとあらゆる人々を巻き込みつつ、日輪が如き輝きを放ちながら天下人へと邁進する』
壮年期となり、いつもの無双秀吉らしい豪奢な姿に。場面は陣幕なので、小田原征伐の豊臣陣営と分かる。秀吉に寄ったカメラが引いていくと秀吉直臣のほかにも徳川家康真田昌幸島津義弘長宗我部元親(素肌に密着した胸部鎧はベルト状のもので留めている。左右非対称の草摺と佩楯。縅はいずれも深い青)などの諸将が並んでいて、秀吉が全国の諸氏を従えたことが視覚的に理解できる。



【夢のまた夢】
『天下人の見果てぬ浪花の夢。その先にあるのは栄華か崩壊か。今再び、天下は揺れ動く』
廊下ですれ違うも会釈すらしない石田三成加藤清正(顎髭が追加された。蛇の目紋が入った胴丸の上に黄色の着物を腰巻きにする。帯の色は青。青の帯{徳川}で、崩れた黄色の着物{豊臣}を支えている。)→本多正信と合議し、何かを決意したように立ち上がる徳川家康→閉じていた目を見開く大谷吉継→馬に乗り、一番槍争いをする福島正則(青色ベースのボンタン風袴、上半身は具足と陣羽織だが、黄色と白のスカジャンのように見せる。背には牛の絵柄入り)と井伊直政(各所が鋭利な赤備えの重装備に、青いマント。印象は4までのものと大きく変わらない)。
一連の映像が短く切り替わる仕様。



元和偃武
『永きに渡った乱世の終結へ。英傑たちは最後の地、大坂に集う。』
それぞれ壮年期の真田幸村(無精髭に鹿角兜。赤備えに白地に縁に金刺繍が入ったの陣羽織)、伊達政宗(髭はなし。オールバックに布の眼帯。山形陣羽織)、立花宗茂(髭はなし。青年期の頭形兜はなくなり、前作までの横分け。ただし髪の長さは肩辺りまであり、白髪も混じる。)がそれぞれの陣営から同じ月を見上げる。*1
徳川秀忠(『真田丸』とほぼ印象変わらず。ヒゲが若干濃くなった)と老年期の徳川家康(総白髪と白い髭に。葵の前立てが入った頭巾形兜と当世具足に青の陣羽織。)が見る先に大阪城天守閣。カメラが猛スピードで引き、今度は天守閣に移る。天守閣からは城下の徳川陣営を見つめる茶々(『真田丸』より大人びて、24,5歳に見える)。

曲がアウトロに入り、すでに紹介された*2いくつかの映像(新武将らを見せる意図でチョイスしたシーンと思われる)がフェードイン・アウトしていく。映像が集束し、タイトルロゴに繋がる。


場面が切り替わり、BGMはなし。かすかに外の光が差し込む静謐な寺の一房で、下座に座る青年期の信長。話し相手の方にカメラが向く。
髭を生やした僧形で、鎧の上に黒い袈裟。縅などの差し色はオレンジの斎藤道三。声は大塚芳忠
「底なしの大うつけめ。よかろう儂が直々に乱世の生き方を教えて進ぜよう。」
道三がニヤリと笑うアップでドンという効果音と共に発売日等のアナウンス画面に入り終了。














気が狂う前に*3早く出てくれ…
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*1:小田原征伐、豊臣政権時など、今作ではこの同い年の3人が邂逅し対比する場面がいくつかのシーンで描かれる

*2:弊ブログの過去記事を読んでくれると助かる。

*3:すでに手遅れという学説もある