のづ記

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「トランスフォーマー ビースト覚醒」を見てきました #ビーストありがとう #Filmarks試写会

皆さんこんにちは、のづです。

 

さて、気がつけば1年近く更新を怠っていたわけですが、まぁ一年もあれば雇い止めを食らったり、労組に入ったり、結局他所へ移るほかなかったりと色々あったわけです。

そんなどうでもいい身の上話は置いておくとして、今回の記事はタイトルにある通り…

 

トランスフォーマー ビースト覚醒の試写会に行ってきました」という話です。

非常にありがたいことに、TwitterおよびFilmarksでの試写会抽選に当選いたしまして、以下のような環境での試写を楽しませていただきました。

 

劇場:池袋グランドサンシャインシネマ

上映形式:4DX日本語吹き替え

 

さ、最高…!!

 

日本最高峰の環境で先んじて見られたことにひたすら感謝…!!

 

 

 

恐らくここからは長々と書いてしまうので、先に総評を申し上げますと

「疑いようもない実写トランスフォーマーシリーズ最高傑作」

です。これは案件とかヨイショとかでなく、一本の完成度とスケール感の両立がぶっちぎっております…

1,本編に関して(ネタバレなし)

以下、本キャンペーンを実施して下さったFilmarks様より本作のあらすじ

舞台はオプティマスプライム率いるトランスフォーマー達が地球に来て間もない1994年。あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす、規格外サイズの最強・最悪の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出していた。危機に立ち向かうべく、プライムが仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノア、エレーナや、そして地球を救う新たな希望“ビースト”たちとともに立ち上がる!

 

作品の座組等の基礎的な情報は、これまたFilmarksをチェックしていただければと思います。

filmarks.com

 

 

さて、本作の見所は以下のような

・ビースト戦士こと「マクシマルズ」の登場

トランスフォーマーシリーズでも最強の敵と位置づけられることの多い「ユニクロン」の登場

・キャスト一新によるシリーズ再始動

 

の3点に加えて、本邦での展開においてはビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」の声優陣が吹き替えに多数参加 というビーストウォーズリアルタイム世代の三十代がトキメかない訳がない要素も。

 

さて、これらは各種PRでも紹介されていることですので、ここからは本編に関する雑感と、ここは注目してほしいなぁという3つのポイント 

 

2,シリーズ最高のシナリオ・見やすいアクションシーン!!

そもそも大味、作品ごとの矛盾も、我らの司令官による正義の味方らしからぬ言動の勢いで押し切ってきた実写トランスフォーマーシリーズ*1 

しかし今作のまとまりの良さは明らかに過去一!

シリーズ再始動の第一弾となるらしい今作ですが、しっかりと一本の映画として決着も見せてくれます。*2

また今作の大きな特徴として、敵味方が複数出てくるアクションになっても、映像がかなり整理されており見やすいのも嬉しいところ。

たとえばPVでも映る荒涼としたロケーションでの多数vs多数のシーン、『最後の騎士王』での空飛ぶ島でのクライマックスシーンとかなり似た場面てありますが、見やすさおよび各キャラクターの個性を生かした見せ場の多さは段違いで今作に軍配が上がります。*3とにかく「今何が起こっているのか」「どうすれば主人公たちの目標達成につながるのか(物語的に勝ちなのか)」が常に整理されており、映像として見ていて気持ちいいんですね。

 

 

3,実写で100万ゴリラパワー!コレが見たかった動物らしいビースト戦士!

少しだけ幼年期の話をさせてください。

私がトランスフォーマーに出会ったのは幼稚園児のころ、友達の家で見た「ビーストウォーズ」で幼いながらに見たこともない映像表現に打ちのめされたのです。いつ放送されているのかを聞き出し、それからは毎週放送の一時間前からソワソワして待ち、その年のクリスマスには「スコルポス」がほしいという旨を呪詛のように一面にびっしり書いたサンタさんへの手紙を枕元に置く…そんな有様でした。

それから30年近く経ち、映画館の大スクリーンすら狭いと言わんばかりに大暴れるするビースト戦士たちが見られる…もうこの時点で感情的には100億点なのですが、何が良いのかを少し冷静に振り返ると、今作のマクシマルズは、全キャラクターがモデルとなった動物らしい動きをアクションの中に取り入れていることが挙げられます。

これは「ビーストウォーズ」のころから明らかに進歩した点*4で、アクションがそのままキャラクターの個性を伝えることにも成功しています。

木の枝や建築物を掴んでスイング移動しプライム顔負けの残虐ファイトもイケるプライマル、素早い槍アクションで中華武侠物的な気持ちよさのあるチーター、パワーファイターとしての面が強調されたライノックス、火を吹くアクションが想像の数倍映えるエアレイザー……

 

で、この動物的な動きのマクシマルズが、満を持して変身(マキシマイズ)すると、これまた違った格好良さが出てくるってもんですから……いやはや堪りませんな!

 

4,芸能人吹替もばっちり!良質吹き替えでどっちも楽しもう!!

かなり早い段階から報じられてきた子安武人さんを始めとするビーストウォーズトランスフォーマーに縁あるの面々の演技の良さなどは言うまでもなく、人間の主人公ノアの吹き替えをした中島健人さん、考古学者エレーナ役の仲里依紗さん、オートボットのミラージュ役の藤森慎吾さんのキャスティングもとても良かったと思います。

今回が声優業初挑戦という中島健人さんが想像以上に良かったですね。というか上手すぎる。いや中島健人さんって何者!?!?はじめは「玄田・飛田・子安と大ベテランの実力者たちに囲まれてるなかでも善戦してましたよ〜」くらいの褒めをするつもりだったのに、全くもって遜色ないって何…

藤森慎吾さんのミラージュはなるほどどうして一度聞くとコレ以外の選択肢が考えられなくなるハマり具合。芸達者な人だなぁ……

おべっか抜きに今回の吹き替えは本当に良いですよ。

字幕→吹替→より気にいった方と3回くらい見て良いんじゃないかなぁ…何なら自分は吹き替えで3回目行く気がする。

 

 

加えて私が招待された試写では関係者登壇イベントがありました。登壇なさったのは

・岩浪美和(音響監督)

千葉繁(本作不参加)

加藤賢崇(本作不参加)

山口勝平(本作不参加)

 

登壇者が一人も出演してないって企画した人間狂ってんのか!?!?

この面々に加えて子安さんとかね、高木渉さんとか来ると思うじゃないですか?来ないんですねぇ。とてもじゃないけど表に流せない没宣伝動画を見てゲラゲラ笑ったり、出演者(?)登壇イベント……試写会って初めてだったんですけど、こんな感じなんでしょうか……??

まぁそれがめちゃくちゃ楽しかったからいっか。

 

なんにせよ文句なしに楽しく、スケール感もバッチリで見応えありの超高純度エンタメです!劇場で!デカい画面といい音に包まれて観よう!!!!

*1:結局メガトロンは事故的に地球に来たのか、フォールンの命で来たのか、センチネルとの密約で来たのか…毎回根本から変わってきたからなぁ……

*2:それはそれで大好きだけど「帝国の逆襲」みたいな作りじゃないよということ

*3:ただしコレの好き嫌いとなるとまた別ベクトルで、マイケル・ベイ作品は整理されていない混沌としたアクションに酔う気持ちよさを追った作品であるのも事実

*4:今見るとやはり映像の「硬さ」は気になってしまうところは多い。30年近く昔のTVシリーズに無茶言うなよという話ではあるが……