のづ記

Twitterは@shin_notturiaです。本とかゲームとか怖い話とか。

【ゲームの話】戦国無双5に愛姫を出そう

今日は本の話でも怖い話でもなく、ゲームの話をしようと思います。タイトルの通り、戦国無双の話です。もっと有り体に言ってしまえば、戦国無双に愛姫を出せという話です。

こんな感じでTwitterで常日頃から呟いているので、フォローしてくださっている方々は、戦国無双あるいは愛姫をご存知なくとも
「なんかのづがいつも騒いでるやつ」
くらいには覚えていただいているかもしれません。
この記事ではTwitterでは再三述べてきたことを改めて整理し、多くの方に「そんな言うなら出たらいいね」と思っていただけたらと思います。
ちなみにエゴサで自分の過去ツイートを見たところ、2012年時点で愛姫を出せと呟いていました。このままでは十年選手になってしまいます。


語るにあたり、まず戦国無双の現状を紹介しようと思います。とはいえ、各作品の特色をアレコレを語ると要旨もぶれてしまうので、必要だと思うことのみピックアップして紹介します。それでも恐らく長くなるし、後半さえ読めば主旨は伝わるので、戦国無双がどのようなものか知っている方は、ここは飛ばしてくれて構いません。

1.戦国無双シリーズについて
戦国無双とは

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シリーズロゴ
コーエー(現コーエーテクモゲームス)が2004年に一作目を発売したアクションゲームシリーズです。同社の人気タイトル『真・三國無双』シリーズを作る開発チーム「ωフォース」の結成10周年記念作として世に出されました。当初は一発限りのお祭りゲームといった(要はあまり後のこと考えてない)作風だったものの、100万本を超える売上によってシリーズ化が決定、ナンバリングごとにテイストを変えつつ、今に至ります。
各作品の特色や位置づけなどは、公式HPにてアーカイブが作られていますので、そちらを御参照ください。
https://www.gamecity.ne.jp/sengoku/history.html

②愛姫とは
愛姫(1568~1653)は”アイヒメ”ではなく”メゴヒメ”ないし”ヨシヒメ”と読むそうです。ただし後者の読み方は彼女の夫である伊達政宗の母、義姫の読みと被るため、もっぱらメゴヒメ呼び方が主流ですね。私もこちらの呼び方が好きです。オリジナリティがあって可愛らしいですしね。
簡単に触れましたが、彼女は現在も人気の戦国大名伊達政宗正室として11歳で田村家から伊達家に嫁いでいます。
政宗による侍女の処断や、嫡男がなかなか産まれない(しかも第一子は側室が先に産むのでこれまた少々厄介なことに)など、決して順風満帆というわけではない夫婦仲であったようですが、紆余曲折を経て生涯のパートナーとして寄り添うこととなり、江戸時代、伊達家の仙台藩においては手本とすべき武家の妻として永く敬愛される存在となりました。

③ナンバリングタイトルの発売スパン
シリーズのナンバリングタイトルに限って見れば、『戦国無双4(以下、[4])』が発売されたのが2014年のこと。現時点で発売から5年目に突入しており、これはシリーズでも最長スパンとなっています。(ただしリマスターを除き、派生作を込でなら2016年に『戦国無双 真田丸』が発売されており、今年で3年目となります)
このような場合、まず想定されるのが売上不調によるシリーズの打ち切りです。実際、4の派生作として販売された『戦国無双4-2』(FF10-2を想起させるすごいタイトル)に合わせ放送されたアニメは、Blu-ray・DVD売上が極めて苦しい結果に終わっており、かなりの巻き返しが必要であったことは、素人ながらに想像できます。

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ゲーム未登場の豊臣秀頼(cv.小野賢章)が出たり、和楽器バンドを起用したりなど、見るべき点は沢山あった。
15周年という節目となる年にナンバリングでなく4のDLC付リマスター版という、5年前に作ったデータを最大限使い切ろうという気概すら感じさせるタイトルのみの発売であったのも、何か大盤振る舞いできない状況にあると見るべきでしょう。リマスター版の採算ラインがどの程度なのかは分かりませんが、完全新作より遥かに低いのは間違いないでしょう。
希望的観測込みで戦国無双が黒字タイトルにまで持ち直した(そうでなくとも凍結していない程度にまで回復した)と仮定し、次回作、つまりは『5』をいつ出すのかを考えます。明智光秀を主役にしたNHK大河ドラマとのコラボ、決算期等から考えると2020年3月あたりが妥当な気がします。
来年3月である場合、半年前からプロモーションがあって然るべきです。となるとTGS(東京ゲームショウ、幕張で行われる国内最大のゲームイベント)でのタイトル発表が妥当かと考えます。
近年発売された仁王やNINJA GAIDENシリーズなど、幾つかタイトルはあるものの、海外市場より国内市場を主とするコーエーテクモにとって、TGSはE3(ロサンゼルスで開催される世界最大のゲームイベント)以上に重要なイベントです。何かしら話題性のある発表があるのも十分にありえます。

④プレイアブルキャラクターの偏重
次にプレイアブルキャラクター(PC)についてです。無双シリーズはとにかくPC数が多い(無双シリーズのお祭りゲーム、『無双OROCHI3』はPC数170名でギネス記録持ち)ことでも知られる作品ですが、戦国無双に限って言えば、その人選にかなりの偏りがあることがファンからは長年指摘されてきました。
最新作の『戦国無双 真田丸』ではNPC含め62名のキャラクターがいます。そのうち、東北地方出身のキャラクターはわずかに2名。四国、中国地方もそれぞれ2名しかPCがおらず、いかに偏りが激しいか、数から見ても一目瞭然です。人数配分の多い織田家や豊臣家の家臣はそれぞれ10名前後に達しているので、この差が如何に激しいものかご理解いただけるかと思います。
四国・中国地方が潤沢なPC数を誇る近畿や、九州地方との接触があることで実際数より多く感じられるのに対し、東北地方は歴史的に他地域との接触が少なかった為、関わる他地域のPC数が少ない状況にあります。4の時点では仕方なしに出自や経歴が若干曖昧な雑賀孫市を助っ人外国人よろしく参戦させることでどうにか体裁を保っている有様です。



さて、このような状況の戦国無双において、なぜ愛姫なのかということについて語る後半です。先述のとおり、とにかく少ない東北地方のPC数を増やすことは急務です。恐らくは2名ほどは次回作で追加されるのではないでしょうか。
ここで独断と偏見で考えられる人物を挙げると以下の4名になりました。
最上義光
伊達成実
・義姫
・愛姫

この中でも愛姫を出すことが最適解であることを紹介していきます。

2.愛姫参戦論
①愛姫は既存PCと積極的に絡める「使い勝手」のいい人物である
追加される場合、他PCとの絡みが多いほど「使い勝手」が良いキャラになります。上記の通り、東北地方は内々での争いが多かったため、その中でも他地域との接触の多い人物が選ばれると予想されます。
愛姫に関して言えば、夫である伊達政宗との関係は無論のことながら、政宗の小田原参陣後に豊臣家の人質となっていることが大きく働きます。ここで秀吉やその正室ねね、あるいは細川忠興夫人のガラシャ(いずれもPC化済み)との交流があったとされており、何かと出番が増やしやすい人材と言えるでしょう。

②愛姫は参戦できるステージが多い
歴史を題材にしている以上、登場させられるステージは限定されてきます。無双シリーズにおいては多少?史実より寿命を延ばしたり早く生まれたりさせて、本来参戦していない合戦にも登場させる、つまりは若干の捏造参戦が見られますが、基本的には史実に沿った生没年が望ましいことは言うまでもありません。
愛姫の生没年は1568年〜1653年、政宗初陣の2年前には正室として嫁いでおり、政宗の初陣から大坂夏の陣(通例として戦国無双の最終ステージ)まで登場可能というとても大きなアドバンテージがあります。

③愛姫は伊達家の味方
キャラクター数が62名ということは既に書きましたが、シナリオ量にも限界があります。4の時点で各PCごとの個別シナリオは不可能になり、地域や大名家ごとのシナリオとなりました。
東北地方においては、「東北の章」と銘打ちながらも伊達家の物語であり、これは5でも踏襲するものと思われます。人数の乏しい東北地方において、いきなり他の大名家を出していくよりも、既にある伊達家を充実させたほうが物語を重厚にしやすいからです。他大名家が出たとしても、小田原参陣までは敵としてのみ出ることでステージを充実させるほうが妥当でしょう。

④愛姫は政宗の成長物語に深みを増すことができる
無双シリーズにおける伊達政宗は、野心家の若者として描かれています。自然、伊達家の物語は政宗の成長物語でもあります。
政宗と愛姫の夫婦仲は常に良好というものではなく、特に前半生は政宗が愛姫の侍女を処断するなどして険悪であったと伝わっています。明確な時期やきっかけは不明ですが、小田原参陣のあたりには仲を修復していたことが伺えます(少なくとも人質時代の愛姫は伊達家の外交官的な役割を果たしています)。
相互理解の足りない若い夫婦が、歩み寄る姿勢へ変化する様を描くことで、東北の章の主軸である伊達家の物語(=政宗の成長物語)を今までより更に一段階深く描くことが可能となります。

⑤愛姫はコーエーに推されている
コーエーの別作品『信長の野望創造』や『討鬼伝2』では、それぞれの発売に合わせて電撃PlayStationに愛姫が使用可能になるシリアルコードが同封されました。
また、『4』の派生作である『戦国無双4 Empires』では100名を超える姫武将(エディット機能を利用した女性PC)の中で、電撃PSの紹介記事にて茶々(『真田丸』にてPC化)と愛姫のみが個別に紹介されるなど、明らかに露出を増しています。
(どういうわけか電撃PS系がやたらとりあげてくれているので、KADOKAWAに愛姫ファンがいらっしゃるのかもしれない…)

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討鬼伝2の愛姫。1と全くデザインが異なり、キャラ付に迷っていることが伝わる。

以上の5つの点を主な理由として、愛姫こそPC化すべき人物であると考えます。

と長々と書きましたが、要は
ワチャワチャイチャイチャする政宗と愛姫が見たいので、戦国無双の新作と愛姫の参戦を待ってます。コーエーさん!コーエーテクモゲームスさん!!オメガフォース!!見てますか!!!!!!

【PS4】戦国無双4 DX

【PS4】戦国無双4 DX


とりあえず今からシリーズに手を出すならこれが一番
真田家に焦点を絞った外伝作。シリーズ最高のシナリオ密度。