こんにちは、のづです。
ここ最近のいくつかの記事でだいぶ精神的デトックスがなされたので、今回は真面目に好きなものを紹介する記事にしようと思います。
突然ですが、皆さんは「ふわふわのくま」を御存じでしょうか?Twitter等で見た、という人もいるかもしれませんね。あるいは名前から大体のデザインを予想できるかもしれません。今日はそんな「ふわふわのくま」の魅力を御紹介します。
【そもそもふわふわのくまって何】
ドイツ在住の絵本作家、原田みどりさんが生み出したキャラクター、そしてその作品シリーズがそれが「ふわふわのくま」です。固有名詞が「ふわふわのくま」で、一見名前っぽくないのですが、これはこの作品の基本理念に関わってくるので後述の【絵本におけるくま】にて解説しようと思います。
ちなみにこの「ふわふわのくま」の最初の絵本、「A Fluflly Polar Bear ふわふわのくま」の頃はこんな感じ
もう一度最近のくまを見てみましょう。
たいむらいん あらわれる とつぜんの くまなの ふわふわなの pic.twitter.com/NwKmCFRLTB
— ふわふわのくまbot (@fuwafuwanokuma) October 6, 2019
肥えた??
こうして最初期のものと比べてみると明らかに丸くなったことが分かりますが、どちらも可愛いので問題ありませんね。
ちなみにこの一作目は動画版がYoutubeにアップされていますので、是非ともご覧ください。
さてデザイン・名前が分かったので、ここから絵本での魅力と、絵本以外での魅力を分けて語っていきます。
【絵本におけるふわふわのくま】
性別も名前も明確な家や家族もなく、ただふわふわとしたくま。
本編とも言うべき絵本シリーズには台詞や説明書きは一切ありません。これは言語の壁を超えて世界中の誰もが読める作品を目指したためなのです。
そんな「ふわふわのくま」シリーズの魅力は可愛らしいデザインと同じくらい目を引く実在する街が鮮やかに描かれた景色と料理描写でしょう。
『ふわふわのくま ポルトガル』色に溢れながらも日本の港町を思い出す親しみ溢れる国、ポルトガル。カラフルな町をくま一緒に歩くだけで目が楽しくなる一冊。ポルトガルの繁栄と矜持は、まさにここにあるのだと感じさせる雄壮さと共に、一抹の寂しさを覚えるシリーズ屈指の余韻が残る終わり方だった。 pic.twitter.com/13hvwjKOh0
— 真のづ (@shin_notturia) March 20, 2019
ドイツ、フランスなどの石造りの町並み、ポルトガルのような海辺の町、日本の合掌造りや真鶴の漁村…それらの街で食べる温かい料理 。
料理描写にはそのキャラクターの人となりが表れますが、このふわふわのくまシリーズとその例に漏れず、笑顔で食べるくまたちに柔らかい安心感が得られる事と思います。
ちなみにふわふわのくまは日本を舞台にした場合、何かしらの災難に見舞われる傾向にあります。偶然なのか…
【絵本以外でのふわふわのくま】
さて、絵本シリーズでありながらふわふわのくまがその実力を遺憾なく発揮するのが、ネット上、もっと言えばTwitter上での時事ネタへの反応の早さでしょう。
たいふう たいへんだったの ふよふよ
— ふわふわのくまbot (@fuwafuwanokuma) October 16, 2019
くまさん いっぱい ふっきゅうしちゃうの ふわふわ ふわふわ pic.twitter.com/72OCNswp7z
事件やトレンド入りするような話題に対して、ひらがなだけのツイートで、ときにシニカルに、ときに温かい眼差しで我々を癒やしてくれます。
そして最近は終戦(休戦?)を迎えた「まっくろくろいの」さんとの飽くなき戦い…
もし興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、公式グッズ通販ショップ「ふわふわショップ」からお買い求めいただき、職場や学校でさり気なく広めていってくださればと思います。
ふわふわ。