のづ記

Twitterは@shin_notturiaです。本とかゲームとか怖い話とか。

禍話リライトシリーズ

【禍話リライトシリーズ】松下がり

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。

【禍話リライトシリーズ】帰ってきた記憶

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。

【禍話リライトシリーズ】楽しいこっくりさん

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 コックリさんに関する記憶は、そのどれもが明瞭でない。なにせ10年以上昔の話であるし、のめり込んでいた当時ですらどうしたわけか「楽しすぎて」何を話したか覚えていないのだ。 父の仕事の都合で…

【禍話で語られなかった話】夢の中の現場。その後…

今回の禍話リライト(正確には禍話本編で語られていないので、このような題にしています)は「夢の中の現場」という話の続き物です。簡単に説明しておきますと、アレは私自身の体験談でして、最近になってこの事件に関する色々なことがわかったので書き記して…

【禍話リライトシリーズ】首体育館

これは、男女二人で居酒屋で飲んだ帰った時の話である。 二人が住む家のすぐ近くには、県内では様々な競技で選抜に選ばれるような私立の強豪校を持つ法人が運営している体育館がある。今のようなご時世でもなければ、毎晩遅くまで練習とかしてるらしいのだが…

【禍話リライトシリーズ】まみさんの家

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 これは、ベテランと呼んで差し支えない教師A子から聞いた話だ。A子が新任教師として母校に着任した年のことだというから、もう20年ほど前のことになる。当時のA子の指導担当として面倒を見てくれ…

【禍話リライトシリーズ】細い道の女の話

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 「水を差す」という言葉がある。興を削ぐような言動を取って、場の空気を台無しにすることを指した日本語である。当然ながら嫌悪を込めて遣われる場合が多い言葉であるし、大概物事を悪い方に進め…

【禍話リライトシリーズ】創造主の娘

※怖い話を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 Aは五十過ぎのしがない会社員である。 品行方正とまではいかないが、周りから白い目で見られるようなことはしてこなかったし、人付き合いにも、明るみに出たならば社会的に傷跡が残るようなものは…

【禍話リライトシリーズ】実習生とこっくりさん

※怖い話を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 これは教員、まぁまだ教員を続けているかは知らないが、とにかく教員を志していた学生時代の友人Yから聞いた、彼女が教育実習で体験したのだという話だ。 彼女は何事にも熱心で、当時は子供を真に…

【禍話リライトシリーズ】とうろうのいえ

※怖い話を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 まだ日本にも景気のいい話があった時代のこと。ある町の屋敷に後妻として入った女がいた。しばらくして夫に当たる家の主が死んだ。とは言え、遺産を狙った殺人といった風でもなく、男はその生涯を…

【禍話リライトシリーズ】裏返しの奴

※怖い話文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 知り合いの女性が山登り、とはいえその日のうちに下山するような強度の運動をした時の話である。彼女のことはここではAと呼ぶ。 Aには何度か同程度の山登りの経験があったが、今回は初めて登る山であ…

【禍話リライトシリーズ】夢の中の現場

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 夢の中でAは、自身の兄と、見知らぬ女とレストランに来ていた。見知らぬと言っても夢の中であるから、疑念を抱くことはなかった。何故それで「見知らぬ」と言い切れるかというと、長く伸びた黒髪が…

【禍話リライトシリーズ】子探し爺

※怖い話(不思議な話?)を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 これは、自分が中学1,2年の頃だったと思います。確か季節は夏か秋口ではないでしょうか。 その日の昼過ぎくらい、とにかく明るい時間に、自分は自宅で留守番を任されました。理由も…

【禍話リライトシリーズ】どうぞ

※怖い話を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 街中で腹痛を催した。あとから思えば、昼に食べた何かが合わなかったのだと思う。もともと自分は添加物とか油の多い料理とかに弱い体質らしい。(良くはないのだが)男性の尿意であるなら、物陰で済…

【禍話リライトシリーズ】同窓会の誘い

※怖い話を文章化したものです。苦手な方は御注意ください。 Tという男がいた。学生の頃に大病を患い、以来、刺激の強い食べ物などは避け、仕事も在宅でできるものを選ぶようにしていた。Tの住むマンションは住民間での交流が盛んなところであった。定期的に…

【禍話リライトシリーズ】『二階の終活』

※怖い話を文章化したものです。苦手な方はご注意ください。 探せばどの町にもあるような市民会館での話らしい。 もともと治安が悪い土地柄でもなく、そこの会議室を使うのにはさしたる条件などもなかったようだ。団地の中ではあったが、知り合いに話を通せば…